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活動報告
運営委員会を開催、「00000JAPANガイドライン」改訂を承認

一般社団法人 無線LANビジネス推進連絡会

2月29日、第49回運営委員会を開催しました。

冒頭、北條会長から以下の通り挨拶がありました。
本日開催の総務省ヒアリングに参加してきました。内容は6GHz帯利用を中心とした市場に関するもので、ARIB、ドローン、民放団体、Wi-Bizの5団体が参加して、各業界の状況を述べてきました。Wi-Bizからは6GHz帯のWi-Fi 7と850MHz帯のWi-Fi HaLowについて話をしてきました。
ARIBとWi-Bizに対して6GHzのAFC(Automated Frequency Coordination)についてどう進めるかについて質問がありました。ARIBとともに「米国方式をそのまま日本に導入することは困難であり、普及させるにはビジネスモデルをどうしていくか(例えばAFCサーバの先行投資をどのように確保するか等)が問題」との意見を述べさせていただきました。
先日行われたWi-Bizの技術セミナーのアンケートでは次回のセミナー内容としてWFAに関する話を希望する意見がありましたが、過去にWi-BizとしてWFAと共催イベント開催したこともありますので、今後セミナーその他で連携ができないか検討してきたいと思っております。運営委員会で賛同が得られればまずは事務局の方で連携の方法について検討を進めてまいります(→承認)。
Wi-Bizオフィスの引っ越しをすることになりました。4月中の引っ越し完了を目指し、現在、移転先候補を絞り込んでいます。

技術・調査委員会

小松委員長より、活動内容について報告がありました。

  • 委員会の製品紹介で、BuffaloからWi-Fi 7の製品紹介がありました。
  • 外部活動(総務省作業班)では、6GHz帯のAFCシステムに関して、作業班では現在干渉検討をしていますが、まだ、理論値と実測値の乖離があり、来年度も引き続き作業班で検討を継続していくことになりそうとのことでした。
  • 無線LANセキュリティ有識者検討会では、現在利用者向けと提供者向けの2冊のガイドラインを発行していますが、今回から利用者向けをさらに自宅と公衆Wi-Fiに分けることにより、3冊のガイドラインを準備することになりました。
  • 1月26日に技術セミナを実施しました。講演内容はWi-Fi 7のスペック、AFCシステムの紹介、Wi-Fi 7の実測例の紹介の3つでした。WEB開催でしたが200名以上の参加者があり、好評でした。セミナー後アンケートを取らせていただきましたが、AFCについては今まであまりよく知らなかったので参考になった等の意見を頂きました。また、今後のセミナーの題目としては11bn(将来のWi-Fi 8)、11be、6GHzの周波数拡大、WFAの活動状況などがありました。さらにもう一度、Wi-Fi 7について希望する方も多く、次回以降のセミナーの題目を決めるときに参考にさせていただきます。
  • Wi-Bizホームページの「製品サービス事例紹介」の内容更新については、3/1に締め切りとさせていただきます。
  • より活発な意見を出していただくために、委員会に加えて意見交換会も開催しました。
  • 来年度については、セミナーは先ほどご紹介したアンケートの結果を踏まえて夏にWi-Fi 7の評価結果や海外動向の紹介、冬にはWi-Fi 7のいろいろな応用事例について開催をしていこうと思います。外部活動に関しては、先ほど説明したように、6GHz(+AFC)が継続議論になる模様です。

渉外・広報委員会

森田副委員長、岡田副委員長、杉野委員長より、活動内容について報告がありました。

  • 「Wireless Japan 2024」について
    ◇ ブース出展:昨年の3小間から、今年は6小間(企業グループ含む)に倍増。802.11ahの企業グループ展示では、募集企業8社に対して7社まで確定しました。
    ◇ ブースの位置は聴衆の動線を考え、セミナー会場の出口付近に確保できました。またブース内でもミニセミナーコーナを設け、Wi-Biz/AHPCは1日1回、参加8社は期間中1回セミナーを開催していただく予定です。
    ◇ ノベルティは不織布のバッグを考えています。
    ◇ ブース出展のキャッチコピーについてはνLabのν、Wi-Fi HaLow,、Wi-Fi 7が入ったものを検討中です。
  • メルマガの自治体紹介の2月度は松本市を紹介しました。3月度は富加町を予定し、4月度は休止といたします。
  • JTAアニュアルカンファレンス(相互会員活動)について
    ◇ 「チャレンジつながる日本」は来年度も継続の予定です。
    ◇ 中小企業部会で、働く女性支援の取り組みを見学しました((株)キャリア・マム)
  • 東京都Wi-Fi整備の取り組み
    能登半島地震でどの程度の数のAPが解放されたか質問がありました。具体的数字は開示がないので、各キャリアのサイトマップをもって回答しました。その過程で、一般ユーザがどこで、解放されたWi-Fiが使えるかすぐわかるシステムを作った方が良いのではとの意見が内部で出ました。
  • その他活動
    能登地震に関して、市民団体「コード・フォー・カナザワ」が作成したつながる場所マップ(能登半島地震コネクトマップ)が、どこでつなげられるかわからないユーザにとって有益でした。上部団体のコードフォージャパンと連携し金沢だけでなく、(災害発生時に)全国で同様なことができれば素晴らしいのではと考えます。

企画・運用委員会

吉田委員長より、活動内容について報告がありました。

  • 施設見学会
    ◇ 2月6日、パナソニックのカスタマエクスペリエンスセンタ(CXC)見学会を実施しました。空港のゲート(顔認証)のデモ等を見学しました(8名参加)。
  • 企画運用セミナー
    ◇ 3月22日に開催決定。テーマはOpenRoamingですが、昨年東京都がサービス開始、京都府が今年2月に開始するなど、注目を浴びてきています。今回講師は、東北大学の後藤先生、シスコの前原さん、グローバルサイトの山口さんにお願いをします。
    ◇ 後藤先生からセミナーで質疑応答を行いたいとの希望がありました(運営委員会で議論の結果、質問が一番集まりやすい方法として、参加登録時に質問も募集する方式で質問を受けることになりました)。
  • 来年度計画
    ◇ 各社のサービス・製品紹介をしていきたいと考えています。
    ◇ セミナーは大阪万博用のネットワーク紹介など、2回を予定しています。

00000JAPAN推進委員会

加藤委員長より活動内容について報告がありました。

  • 00000JAPANの発動状況
    ◇ 能登半島地震でNTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイル、ワイヤ・アンド・ワイヤレスが福井県、石川県、富山県、新潟県全域で発動中(1月1日~)です。
    ◇ その他、23年度発動実績は以下の通りです。
    → 5月広島県東広島市1回、
    → 6月広島県東広島市、長野県松本市及び中川村3回、
    → 8月沖縄県全域、福岡県柏屋町、京都府丹後市、岐阜県関市、岐阜県富加町2回
    ◇ 認定事業者数:増減なしなので1月と変わらず108団体です。
  • ガイドライン及びロゴ規定の改定
    ◇ 4月1日改定に向けて準備を進めてきました(内容について本日の運営会議で承認)。
    ◇ 主な改定:ロゴの利用規定では、非会員での00000JAPANの登録を規定し、準会員との差分はロゴのエリアサインの使用のみに限定とします。
  • 委員会メンバの再編成
    ◇ これまでは、プレミアム会員、正会員の00000JAPAN事業者のすべてからメンバーを出してもらっていましたが、改めてメンバーを募り、4月1日より新体制でスタートします。声をかけさせていただく方もおられると思うので、ご対応よろしくお願いします。
  • ツール類制作
    ◇ 啓蒙ビデオの作成について業者に打診中でしたが年度内の作成は困難になったので、来年度改めて計上し、予算が通れば作成したいと思います。
  • 来年度計画
    ◇ 周知・啓蒙活動
    → 防災訓練等でのブース出展・デモ、HP掲載FAQのブラッシュアップをします
    ◇ 発動・終了情報の発信
    → L’moシステムを利用してのLアラートやWi-Fi HPへの情報発信を実施します。
    ◇ 各種ツール類の制作
    → 啓蒙ビデオのリニューアルをします(下期に防災訓練が多くなるので、上期に完了したいと考えています)。
    → 00000JAPANポスター/チラシ増刷やエリアオーナー向けパンフレット/利用者チラシの増刷をします。
    → 4月1日より発動通知をWEBベースで行おうとしています。準備は完了しています。実施前に、内部メンバに流す形でテスト運用をし、確認します。

事務局より

事務局より以下の説明が行われました。

  • 来年度計画
    ◇ Wi-Bizホームページの整理更新。古いものを洗い出して更新したいと思います。
    ◇ Wi-Fi Allianceとの連携を検討します。WFAの会合支援、セミナー開催などを、事務局を窓口としてWFAと調整をしていきます。
  • 自治体でない特別会員の準会員への移行
    調整が必要なところは個別に交渉し、それ以外はメールで一斉連絡をしています。3月1日までに意向を確認の予定です。最終の移行リストについて次回の理事会で諮り、理事会承認をいただく予定です。
  • 本日ご報告いただいた事業計画等については調整の上まとめた形で、次回の運営委員会、理事会で承認をいただく予定です。
  • 00000JAPANの規定の見直しは本日運営委員会で承認を得たので、4月1日より施行とします。

3月度の運営委員会は3月28日(木) 17:00開始、
終了後、理事会を開催予定です。

 

以上


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