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Wi-Biz報告
「第15回定時総会」を那覇で開催

無線LANビジネス推進連絡会 事務局

11月16日午後、那覇市IT創造館において「第15回定時総会」が開催されました。参加者は、30企業・団体78名と総務省および沖縄県Free Wi-Fi統合環境整備推進協議会から4名のご来賓をお迎えして、第一部に特別講演が、第二部に総会議事が執り行われました。

田中副会長の司会で、はじめに北條会長による開会挨拶から総会がスタートしました。
挨拶では、昨今のWi-Fiを取り巻く状況と、今後のWi-Fiの発展の方向性や課題となるセキュリティへの取組みについて抱負が述べられました。

Wi-Biz 北條博史 会長

司会 田中泰光 副会長

802.11ah推進協議会 小林会長も講演

第一部の特別講演では、総務省 総合通信基盤局 電波部長の田原康生氏から「5G時代に向けた電波政策」と題して、海外を含めた5Gの動向や総合実証実験における様々な分野での活用事例、またそれを実現するための電波政策の紹介が行われ、5Gの国内サービス開始に向けた取り組みが示されました。

本講演の詳細については、「総務省総合通信基盤局 田原康生電波部長 特別講演」をご参照下さい。

総務省 田原康生 電波部長

802.11ah推進協議会 小林忠男 会長

会場風景

続いて、IEEE802.11ah方式の日本での導入促進を目的とした団体である「802.11ah推進協議会」会長の小林忠男氏(当連絡会顧問)より、「802.11ah推進協議会の活動について」と題して講演が行われ、協議会設立の趣旨、802.11ahの特長、今後の活動計画について解説されました。

講演の中で、アンライセンスとして自営のIoTシステムが構築できるメリットが分かりやすく提起され、ライセンスであるモバイル系IoTサービスととともにIoT市場の発展が期待されると明らかにされました。

上期活動報告と下期活動計画を了承

第二部では、総会議事に先立ち、総務省情報流通行政局 地域通信振興課長の吉田正彦氏、及び総合通信基盤局 データ通信課 課長補佐の大江慧知氏よりご来賓の挨拶を頂きました。

挨拶の中で吉田氏からは、地域IoT実装推進における防災に関する取組みであるLアラートや、公衆無線LAN整備支援事業に関する説明が行われました。

また、大江氏からは、国内におけるIPv6の対応状況について説明があり、公衆無線LANのIPv6化の推進に向け協力のお願いがありました。

総務省 地域通信振興課長 吉田正彦氏

総務省 データ通信課 課長補佐 大江慧知氏

来賓挨拶に続き、田中副会長より定足数の確認が行われた後、会則に基づき北條会長が総会の議長に指名され、総会議事が執り行われました。

議事の中では、報告事項として「2018年度上期活動報告、下期活動計画」について松波事務局長から、連絡会総体の活動状況概況並びに事務局の上期活動状況及び下期計画について報告が行われました。

その後、小松技術・調査委員長、江副渉外・広報委員長、杉野企画・運用委員長より、それぞれ各委員会における上期活動状況及び下期計画について報告が行われ、了承されました。

松波 事務局長

小松 技術・調査委員長

江副 渉外・広報委員長

杉野 企画・運営委員長

総会終了後には、講演会の講師や来賓を交えた懇親会が開催され、沖縄料理に舌鼓を打ちつつ会員相互や来賓との交歓・交流が活発に行われました。


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