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海外情報
全米調査/月間利用データ統計で携帯通信を大幅に上回るWi-Fi通信

岩本賢二

AppOptixをご存じでしょうか?米国のStrategyAnalytics社によるAndroid端末データ統計ツールです。
AppOptixにより、携帯電話の使用状況、人口統計情報、ネットワークプラン情報などの提供に賛同した4000人に上るパネリストと呼ばれる賛同者により収集されたAndroid携帯電話利用の生のデータが存在します。

今回、StrategyAnalytics社とFierceWireless社の新しいパートナーシップのお陰でこの貴重なデータがFierceWirelessの記事に掲載されたので紹介します。

紹介されたデータは2つのデータです。

一つ目が「契約プランによる月間データ利用平均値」です。
比較する3つの契約プランは、月額データプランユーザー、従量プランユーザー(データプラン無しを含む)、無制限データプランユーザーで、それぞれのユーザーが1ヶ月に利用する携帯通信量とWi-Fi通信量です。

二つ目が「事業者毎の月間データ利用平均値」です。
AT&T、Sprint、T-Mobile、Verizonの4キャリア利用者毎の携帯通信量とWi-Fi通信量です。
これらのデータは2017年12月に収集されたデータで、非常に新しくありがたいデータです。

では早速見ていきましょう!

月額データプラン 従量課金プラン 無制限プラン
携帯通信(MB) 2,845 903 5,308
Wi-Fi通信(MB) 14,038 8,827 12,291
合計(MB) 16,883 9,730 17,599

驚くべきことに、月額データプランの利用者と無制限プランの利用者の合計のデータ利用はほとんど変わりません!これを見ると、月額データプランの利用者がWi-Fiを上手に使っていることがよく分かります。
無制限プランにしていても平均的には一人あたり18GB程度の通信になるというのも思ったより少なくて驚きです。

AT&T Sprint T-Mobile Verizon
携帯通信(MB) 2,386 4.350 5,261 3,634
Wi-Fi通信(MB) 11,410 13,752 13,084 14,336
合計(MB) 13,796 18,102 18,345 17,970

このデータを見ると、どのキャリアの利用者もWi-Fiの利用率が非常に高いことが分かります。
多くの家庭や職場などにWi-Fiは当たり前のように普及してしまっているため、多くの通信は必然的にWi-Fiを利用することが多くなるということなのでしょう。

貴重なデータを公表してくれたStrategyAnalytics社とFierceWirelessに感謝です!

参照:
FierceWireless; https://goo.gl/3yUvXp
AppOptix; https://goo.gl/rFQEzm


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