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活動報告
「第14回社員総会/懇親会」を熊本で開催
一般社団法人無線LANビジネス推進連絡会 事務局
11月7日、無線LANビジネス推進連絡会の「第14回社員総会」を熊本市の熊本県労働者福祉会館で開催しました。今年も、集合形式での開催となりました。
開催情報は以下の通りです。
開催日時 令和7年11月7日(金)14:30~19:30
開催場所 (特別講演・総会議事)熊本県労働者福祉会館
(懇親会)ホテルマイステイズ熊本リバーサイド
総会会場の様子
開会挨拶
冒頭、北條会長が次のように開催挨拶を行いました。
一般社団法人になってから6年、設立から数えると来年の1月で13年になります。実は、Wi-Bizが設立された年にWi-Fi 5、法人に移行した時にWi-Fi 6、昨年にWi-Fi 7が最終の規格化を迎えた年になります。なお、Wi-Fi 8の候補802.11bnについては、現在規格を策定中で、「安定性」、「信頼性」といったキーワードがターゲットになっています。
北條会長の挨拶
このようなWi-Fiの変遷の中、生成AIが出て来ました。最初に「openAI」 の「チャットGPT」が出て来たのは 3年前になりますが、そのあと進歩と憂慮の両面での反応がありましたが、やはり普及のポイントは、音声認識の精度の向上、言語解析の進歩にあると思います。ともかく、情報へのリーチが的確で簡単になった。
一方でコロナの影響でオンラインが一気に普及しました。会社に行かずとも情報にアクセスできるようになり、クラウドベースの形態が一気に普及しました。コロナが終わってもそのまま継続され、働き方改革が一気に進み、またその弊害も少しずつ表面化しているように思います。
私自身は、まもなく退任が近付いている身なのですが、在宅勤務と生成AIが今後普及していく未来について、とても不安になります。
特に、在宅や生成AIのない時代に仕事をした人は、仕事というもののイメージがあった上で、在宅勤務をしたり生成AIからの助言を受けたりするので問題ありませんが、今から入社する若者についてはどうでしょうか。在宅勤務と生成AIによって、頭を使って仕事をしなくなることが心配です。
もう一つの心配事は、生成AIも在宅勤務も、全てはネットワーク通信がスムースであることが前提になります。有線、モバイル、Wi-Fiがうまく役割分担して、トラフィックを収容していかなくてはいけないのに、例えば「置くだけWi-Fi」のように有線が適している分野をモバイルが置き換えようとするものが出てきたため、そもそもの役割分担が捻じ曲げられて使いにくくなっている典型となっています。
さて、本日のご来賓ですが、今朝も国会中継をしており皆様もご存じと思いますが、今週は新内閣による国会審議があり、本省の人たちが都内に待機している必要のある週になってしまいました。代わりにご挨拶のメッセージを受け取っております。
会場にお越しいただいたのは、九州総合通信局の中西局長の代理で徳部部長でございます。この後お話しいただきますが、今年の九州地方は7月から9月にかけていろいろな地域で線状降水帯が発生し水害となっています。通信事業者へのご要望があればぜひお話しいただければと思います。
最後に本総会の特別講演は、日本電信電話改めNTT株式会社の初の女性常務に就任されております大西佐知子様にお越しいただいております。先日成功裡に終わった大阪関西万博やNTTの研究開発のマーケティングの責任者です。多方面でいろいろお話を聞かせていただけると思います。
ご来賓の挨拶
総務省 九州総合通信局長の中西 悦子様の代理で、同 情報通信部長の徳部 潔 様よりご挨拶をいただきました。九州総合通信局からは、同 情報通信連携推進課の上席企画監理官 の宮川 俊次様にもお越しいただいております。
また、本省のご来賓につきましては、国会対応等によりお越しいただけなかったため、ご挨拶のメッセージをいただきました。メッセージは司会よりご披露させていただきました。
メッセージをいただきましたご来賓は以下の通りです。
総務省 総合通信基盤局 電気通信事業部 データ通信課 課長 鎌田 俊介 様
総務省 情報流通行政局 地域通信振興課 課長 髙田 裕介 様
総務省 総合通信基盤局 電波部 基幹通信室 室長 小原 宏朗 様
国土交通省 観光庁 参事官(外客受入担当) 今井 盾介 様
以下、ご挨拶並びにメッセージ(要旨)をご紹介します。
九州総合通信局 情報通信部 徳部 部長 ご挨拶
ただいまご紹介いただきました総務省の九州総合通信局 情報通信部長の徳部と申します。本日この社員総会の方にお招きいただきまして本当にありがとうございます。皆様方には日頃より情報通信業者に格別のご理解とご協力を賜り厚く御礼を申し上げます。
無線LANにつきましては、私たちの生活やビジネスに大変不可欠な存在となっていると思っております。その健全な普及と拡大を支える皆様の活動は、社会全体にとって非常に重要だと思います。
九州総合通信局 徳部部長
また、先ほどお話がありましたけれども、熊本も非常に災害が多いのですけれども、災害時における公衆無線LANの無料開放「00000JAPAN」の取り組みにつきましては、やはり情報収集でありますとか、コミュニケーションの手段として国民の安心・安全につながっていると思っております。
無線LANビジネス推進連絡会の皆様が日々取り組まれている活動につきまして、地域社会に非常に不可欠であると思っており心より敬意を表します。
私も十数年前ぐらいに福岡市に出向していたときに公衆無線LANの整備に関わっていたことがあります。当時市長に就任されたばかりの高島市長の指示によるものですけれども、「福岡シティWi-Fi」という名称で、福岡市の市営地下鉄や主要観光施設を中心に誰もがアクセスできる公衆無線LANの整備に携わりました。その際は、NTTBPの方に確か非常にお世話になった記憶があります。
当時の課題としては、海外からの観光客の方が非常に増加しておりましたので、その通信手段をどのように確保するか、また災害時のアクセス手段をどう確保するかということが課題であったと記憶しています。それを解決する手段としてやはり公衆無線LANというのはうってつけの解決手段だったというふうに考えております。
残念ながら福岡シティWi-Fiにつきましては今年の3月にサービスが終了しましたけれども無線LANの重要性というのは今も変わらず、それどころかますます高まっているのではないか感じております。
さて、せっかくの機会なので九州総合通信局の取り組みについても少しご紹介をさせていただければと思います。
九州総合通信局では、「つながる九州、新たな未来へ」というテーマのもとに様々な取り組みを進めております。その取り組みの一つに、今後起こると思われている「南海トラフ地震」の大規模災害を見据えた防災・減災対策の強化を掲げております。
災害発生時に被災状況や避難情報など、生命・財産の安全確保に不可欠な情報を広く提供できるインフラである通信及び放送について、重要な情報を確実に伝達できるように、ネットワークの強靭化と対災害性強化を推進するとともに、災害時には必要不可欠な通信を確保するために、通信機器の対応、また災害対策支援を強化しているところです。
重ねて申し上げますけれども、当局の取組に少しでもこれを機会にご関心を持っていただければ大変嬉しく思っております。
最後になりますけれども、無線LANビジネス推進連絡会と会員の皆様のますますのご発展を心より祈念いたしまして、私の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
総務省 データ通信課 鎌田課長 メッセージ
貴連絡会におかれましては、無線LANを巡る諸課題に対し、関係者による連携や協調を主導されており、我が国の情報通信の発展に多大な貢献をいただいておりますこと、深くお礼申し上げます。
インターネットは、水道や電気等と同様、現代社会において社会・経済活動や国民の日常生活に欠かせないインフラとなっております。なかでも、無線LANは、特に利便性と経済性が高く、家庭やオフィスはもちろん、公共の場においても広く利用されております。このような無線LANの普及と利用が進む背景には、皆様の不断の取組と努力の賜物であると確信しております。これからも皆様の活動によって、無線LANがさらに安心・安全に利用でき、一層便利なものへと発展していくことを願っております。
さて、日本では毎年のように地震、豪雨などの災害が各地で発生しております。このような中で、貴連絡会における「00000JAPAN」の取組は、災害発生時において、被災者へ迅速にインターネット接続環境を提供するという社会的にも非常に重要な役割を果たされております。このような取組を実施するためには、災害時だけではなく、平時における環境の構築、準備や訓練などの備えが大切であると認識しております。この実現に向けた皆様の御尽力にあらためて感謝申し上げます。
総務省においても、国土強靭化、更にはGX・地方創生等の観点から、インターネットを支える海底ケーブルの多ルート化、陸揚局やデータセンター・IXの分散立地と、デジタルインフラの整備を進めているところです。災害時も含め、安定した通信環境の構築に向け、ともに取り組んでまいりたいと考えております。今後も、皆様とともに、このような取組を続けていくことで、より安心・安全で便利な情報通信社会を築いていくことができればと考えております。
総務省 地域通信振興課 髙田課長 メッセージ
Wi-Bizの皆様におかれましては、無線LANの普及促進をはじめとするワイヤレスブロードバンド環境の整備に日々ご尽力されていることに深く敬意を表します。
わが国は、人口減少・少子高齢化がこれまでにない速度で進行する厳しい状況下にあります。こうした中で、持続可能な地域社会を形成するには、デジタル技術の実装を通じた省力化・合理化・自動化等による地域社会課題の解決(地域社会DX)が必要不可欠です。
そこで、総務省では、デジタル技術の実装により、地域課題の解決を進めていくため、デジタル人材・体制の確保支援や先進的な通信システムの実証、地域の通信インフラの整備等を総合的に進めております。とりわけ、無線LANをはじめとした無線システムは、技術革新も著しく、地域社会DXを推進していくツールのひとつとして欠かせない存在となっております。
Wi-Bizの皆様は、技術革新と社会的課題の橋渡しとして、ますます重要になっていくものと確信しております。今後とも、貴団体の活動がより一層発展され、業界全体の健全な成長と、より良い社会の実現に寄与されることを心より祈念いたします。
総務省 電波部 基幹通信室 小原室長 メッセージ
本総会にご招待いただいたにも関わらず、業務上の都合により出席が叶わず、誠に恐れ入ります。開会にあたりまして一言ご挨拶を申し上げます。
まず、先般、直接お話をいただく機会も頂戴しましたが、貴連絡会におかれましては、無線LAN技術の普及や発展に大きく尽力され、災害対応等の面においても、広く社会に貢献されてきたところです。その使命感や意欲的な活動に、敬意を表します。
当室との関係においても、情報通信審議会の作業班や昨年度開催のアドホックグループへのご参画など、日頃より施策推進にご協力をいただいており、改めて感謝申し上げます。
具体的に挙げますと、昨年度より、6GHz帯無線LANの周波数拡張に必要な技術的条件の検討にご尽力をいただいております。特に、既存無線システムとの周波数共用を可能とするAFCシステムについては、その導入に向けた検討の重要な局面にありますところ、引き続き、貴連絡会のご協力・ご支援をよろしくお願い申し上げます。
さらに申しますと、本件につきましては、総務省として技術面・運用面での制度化を図ることはあくまで前提であり、その成果を確実に社会に還元していくことが何より重要です。このため、6GHz帯無線LANの周波数拡張やAFCシステムの導入に際しては、その有効性を示しつつ、着実な普及促進を担うことのできる主体が必要不可欠となります。多様な会員様が参画され、無線LANに関する深いノウハウをお持ちの貴連絡会においては、この部分でもリーダーシップを発揮されることを強く期待しております。引き続き密に連携して参りたいと存じますので、何卒よろしくお願い申し上げます。
国土交通省 観光庁 今井参事官 メッセージ
インバウンド市場は非常に活況となっており、今年も9月までで3,165万人、過去最速で3,000万人を超えました。今や、観光は自動車産業に次ぐ第二の輸出産業と言われるまで成長しております。こうした観光産業をさらに発展させていくためには、日本を訪れた外国人観光客の方々の不満の声に丁寧に対応し、ストレスフリーで快適に旅行していただく環境を整備することが、極めて重要であると考えております。
この点、Wi-Fi環境についてみると、コロナ前のアンケートでは、Wi-Fi環境にご不満がある外国人観光客は、11%という数字でした。これが、最新の調査結果では、6%にまで改善しております。これは、本日お集りの連絡会の皆様のご努力の賜物と考えており、改めまして、深く感謝申し上げます。
他方、6%の方からは、ご不満の声があがっているということも、真摯に受け止める必要があると考えております。観光庁といたしましては、この要因分析をしっかりと行ったうえで、引き続き、連絡会の皆様とともに、観光客の皆様のニーズに合った通信環境を整えていきたいと考えております。
特別講演 NTT株式会社 大西 佐知子 様
続いて、NTT株式会社 常務取締役 常務執行役員の大西佐知子様より、「新たな価値創造へのチャレンジ~想像と創造、コミュニケーションの先へ~」と題して、ご講演をいただきました。
大西常務の特別講演
大西常務の特別講演の内容については、本号に講演再録が掲載されていますので、そちらをご覧ください。
社員総会議事
16時10分から、社員総会の議事が執り行われました。定足数は、議決権総数41のところ、議決権行使委任状を含め全社員41名の参加となり総会成立を確認しました。議長は、定款に基づき北條会長が選任されました。
総会議事の様子(上段:会長、各委員長、下段:各理事)
議事録署名人として、株式会社ワイヤ・アンド・ワイヤレスと株式会社ビーマップが選任された後、議事に入り、次のように決議事項1件について、森田副委員長より説明がありました。また、報告事項では、各委員会委員長より、各委員会の上期の活動報告と下期の活動計画についての説明がありました。
各委員会からの報告(左から小松委員長、杉野委員長、吉田委員長、加藤委員長)
【決議事項】
第1号議案 理事選任の承認の件
【報告事項】
2025年度上期活動報告・会計報告/下期活動計画の件
決議事項について、満場一致で了承されました。議事の最後に、新任の松木理事よりご挨拶がありました。その後、議長により閉会が宣言されました。
松木新理事のご挨拶
懇親会が盛況に
総会が開催された労働者福祉会館から、ホテルマイステイズ熊本リバーサイドに移動し、17時30分より上岡運営委員の司会で、懇親会が開催されました。九州総合通信局の徳部様、宮川様には引き続き懇親会にもご参加いただきました。
懇親会は、特別講演いただいた大西常務のご挨拶の後、九州総合通信局の徳部様の乾杯のご発声でスタートいたしました。
懇親会の様子
総勢50名の方々にご参加をいただき、貴重な議論ができました。 新しく理事になられました松木様より中締めのご挨拶をいただき19時30分に無事閉会となりました。
総会議事の司会は、渉外・広報委員会の森田副委員長が、懇親会の司会は、上岡運営委員がつとめました。
総会司会の森田副委員長(左)と懇親会司会の上岡運営委員(右)
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