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パナソニック システムソリューションズ ジャパン
Wi-Fiと無線アクセスシステムを利用した公共インフラに貢献

社会システムセンター テレコム&ユーティリティ部 乾 明洋

パナソニック システムソリューションズ ジャパン(PSSJ)は、通信キャリア・公共自治体・法人へ業務用Wi-Fi基地局 Windioシリーズの開発、製造、販売を行っております。
機器販売だけではなく、無線インフラ導入に必要な電波伝搬シミュレーションや置局設計など技術サポートも行っております。
今回は、災害監視ソリューションとして自治体へ導入した無線インフラについて、ご紹介いたします。

災害監視ソリューションのご紹介

東日本大震災による津波で、市街地の約65%が浸水した東松島市。被害拡大の要因に、停電による防災システムの停止があり、復興に向けた対策が求められていました。

そこで、電力が途絶えることで情報ネットワークが遮断されがちな災害時でも、沿岸部での津波監視を継続するために、太陽光発電とリチウムイオン蓄電池を活用するシステムにすることで自立運転を可能にしました。

状況を確認するために危険な現場まで出かける必要がなく無線ネットワークを使って高精度なカメラを遠隔操作することで、津波や災害の様子をリアルタイムに把握できるシステムを構築しました。

この無線ネットワークの核となるのが、動画データ用の5G無線リンク、波高データなど小さなデータ転送に適した920MHz、そして各種端末に配信するWi-Fiという3つの無線機器を全て集約する、マルチアクセスコンセントレータです。

このシステムは災害時だけでなく、平常時には釣り人や遊泳などの監視や、Wi-Fiによる情報提供など、幅広い活躍が検討されています。

ICT基盤への活用

出来上がった全体の仕組みは、市内に展開する各市民センターにWi-Fiの屋内アクセスポイントを設置して無線通信環境を整備するとともに、各センターおよび市役所間は沿岸津波監視システムで構築した無線ネットワークを活用し、テレビ会議も可能なICTインフラの構築となりました。

このインフラを利用して、市民センターなどではスマートフォンやタブレットでインターネットアクセスが可能となり、地域住民がより一層集まりやすい拠点になり、新たなコミュニティ手段として利用されています。

 

パナソニック システムソリューションズ ジャパンは、これからも無線インフラで社会に貢献していきます。

Windioシリーズの導入についてご不明な点がありましたら、是非、お問い合わせ下さい。
また、製品紹介は以下URLをご参照下さい。
https://sol.panasonic.biz/wifi/
https://sol.panasonic.biz/macctr/


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