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趣味と仕事
長良川の鵜飼、幽玄の世界と乗船待ちのWi-Fi

株式会社バッファロー 松浦 長洋

私の地元である岐阜県岐阜市の紹介をさせて頂きたいと思います。少しの間だけお付き合い頂ければ幸いです。

岐阜は、今年のNHK大河ドラマ「麒麟が来る」の舞台の一つとなっていて、観光で大いに盛り上がるはずでしたが、コロナ禍のための自粛により残念な状況になっています。

岐阜という名称は織田信長が命名した名前で、長良川鵜飼が有名です。

斎藤道三の時代には稲葉山城と呼ばれていた、山頂にある岐阜城の眼下に流れる長良川で行われている鵜飼ですが、1300年以上の伝統があります。正倉院に所蔵されている古文書に記録があるそうです。鵜飼を行う6名の鵜匠さん達は宮内庁式部職となっていて、代々の世襲制となっています。

【鵜飼の行われるロケーション】

山の頂上には岐阜城があり、手前の川沿いは長良川プロムナードと呼ばれる遊歩道になっています

また、通常の鵜飼とは別に、少し上流域で御料鵜飼を実施して皇室に献上しています。

織田信長が「おもてなし」に利用したり、松尾芭蕉が「おもしろうて やがてかなしき 鵜舟かな」と詠んだことでも知られています。

例年5月11日から10月15日まで毎日開催されていますが(増水時と期間中の1日だけの鵜飼休みがあります)、今年はコロナ禍対応のため開始が5月22日となったほか、観覧船の運航は6月13日からとなりました。

5月22日から6月12日の間は、観覧船が出ないため、川岸からの観覧のみです。

通常は観覧船が川岸を埋めて見えなくなってしまうため、川岸からの観覧は長良川プロムナードからとなります。ところが、観覧船がいない状態では視界を遮られることなく、川辺から観覧できることから、鵜舟から数メートルという近さで見る事が出来ます。薪の燃える音やにおい、風に乗ってくる火の粉、そして何より鵜や鵜匠さんの動きが良く見えて大迫力で、鵜飼のすばらしさを再認識させて頂きました。

【鵜飼の様子】写真はブレブレですが、目の前で見られて感激しました

【総がらみ】6艘の鵜舟が並んで一斉に漁をする長良川鵜飼のクライマックス

6月13日(土)からは観覧船が利用できます。川岸からの観覧は少し遠くなりますが、楽しむことが出来ます。しかし、やはり船に乗って鵜飼を楽しむのがお勧めです。近くで見られるというだけでなく、船に乗る事でONとOFFの切り替えが出来、より鵜飼の世界に浸る事が出来ると思います。少し落ち着きましたら、ぜひ鵜飼を楽しみに来て頂ければと思います。

なお、「鵜飼観覧船事務所周辺では、無料でWi-Fiがご利用いただけます」とのことです。

観覧船の乗船待ちの間は無料Wi-Fiで楽しんで頂き、乗船中は浮世を忘れて幽玄の世界をお楽しみくださいね。


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