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新製品紹介
5.6GHz/2.4GHzの両帯域で同時通信できる高速ビル間ユニット「SB-900」

アイコム

業務用トランシーバーからアマチュア無線、無線LAN機器まで多彩な無線通信機器を開発・販売しているアイコム株式会社から、このたび新発売した、高速ビル間通信ユニット「SB-900」をご紹介します。

当製品は、島しょ間を結ぶ通信インフラ、また複数サイトをもつ工場や企業でのサイト間 LAN 構築など常設利用のほか、屋外での仮設 LAN 環境構築など、災害時のBCP対策製品としてもご利用いただけます。

通信距離の目安は、2.4GHz帯で最大4000m(アンテナ:AH-166使用時)、5.6GHz帯:1000m(アンテナ:AH-167使用時)程度となります(通信距離は通信速度や環境によって異なります)。

  

5.6GHz/2.4GHzの両帯域で同時通信

SB-900は、IEEE802.11ac、IEEE802.11n の両規格に準拠。最大 867Mbps の 5.6GHz 帯(W56)、最大 300Mbps の 2.4GHz 帯(通信速度はともに理論値)の同時通信を実現する高速ビル間ユニットです。また、本機は、アクセスポイントとしてクライアントと通信することもできます。

DFS機能による通信途絶の可能性を低減する新機能搭載

本製品は、ペアで設置することでシームレスなチャンネル変更を実現し、通信途絶を回避する子機ローミング機能を搭載しています。5.6GHz 帯(W56)を使用する屋外無線 LAN 製品には、気象レーダーの電波を検出すると自動的にチャンネルを変更する DFS 機能の実装が義務付けられており、一般的な製品では通信が途切れることがあります。当機能は、そのリスクを低減するものです。

多様な環境で運用できる耐候性

本体は、耐候性に優れた防水・防塵構造 IP54。また、-20℃~+50℃と広い温度範囲で動作しますので、寒冷地などでも設置・運用することができます。加えて、アンテナケーブルと本体アンテナ端子間に挿入する同軸避雷器が不要な回路設計を実現し、シンプルな構成でさまざまな場所に設置できる筐体を実現しました。

<おもな特徴>

  • 5.6GHz 帯(最大867Mbps※1)、2.4GHz 帯(最大300Mbps※1)の同時通信が可能。
  • 外部アンテナ使用時、5.6GHz 帯は約1km、2.4GHz 帯は約4km※2のブリッジ通信を実現。
  • 冗長構成により気象レーダーの影響による通信途絶を回避できる子機ローミング機能を搭載。
  • 内部/外部アンテナを選択可能。
  • 防塵・防水(IP54)・寒冷地仕様(-20℃対応)、避雷器不要。

※1 通信速度は理論値です。 ※2 通信距離は目安で、通信環境により大きく異なります。

<その他の機能>

■SNMP ■パワーレベル調整機能 ■DFS機能 ■ギガビットイーサネット

■仮想AP機能(最大16) ■ANY接続拒否 ■暗号化設定 ■接続端末数制限

■プロテクション機能 ■パワーレベル調整機能 ■MACアドレスフィルタリング

(1024件/各仮想AP) ■ネットワーク監視機能 ■VLAN対応 ■DHCPサーバー

■パケットフィルター ■スパニングツリー ■RIP v1/v2

■無線LANルーティング ■サイトサーベイ など

<問い合わせ>

アイコム株式会社 国内営業部 03-6240-3549


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