趣味と仕事
「平日の街」を楽しむ

NTTBP 内野耕一

最近「ワーク・ライフ・バランス」の掛け声が大きくなったことで、周りの目を気にしつつ、平日に休暇を取るように心がけています。
平日の街には休日とは違う趣があることに気づいたので、最近の雑感を書いてみたいと思います。

「ゴルフ観戦でプロの技にワクワクする」

まず、ゴルフ観戦です。2~3千円(子供は無料)で一日、郊外の自然の中でのんびりできます。
平日はギャラリー(観客)も少なく、テレビで見る人気の女子プロが目の前に。応援の声には笑顔を返してくれます。
目の前で見るプロの飛距離と技にワクワクしつつ、週末の友人とのラウンドに思いを馳せます。ギャラリーは老若男女さまざまで、オフィス街や通勤電車で見るスーツ姿の人たちとは違います。

「こうしたさまざまな人たちがICTの利用者だよね」「利用者感覚を大事にしてサービス・製品を作らないと……」という思いが頭を過ぎります。

「温泉地をめぐり、神仏に参り、癒される」

ついで、金曜日夕方に東京を出れば2~3時間で箱根や伊豆の温泉に着きます。
かけ流しの温泉とマッサージに、東京ではお目にかかれない地酒や肴に巡り合うことも。これからの新酒のシーズンに、どんな酒に巡りあえるか楽しみです。

翌日は神仏に参り、心身ともに癒されます。有名な温泉地も平日は意外なほど空いています。人がいても外国人です。「地方消滅」を予感させます。
誰もいないバス停にポツンと貼られる「Free Wi-Fi」のステッカーが寂しいです。

「大学の図書館を訪ね、カフェでのんびり過ごす」

最近、卒業生用の入館証を手に入れました。
昔は眺めるだけで読まなかった本にも、懐かしさから手が伸びます。キャンパスを歩いていると30年前を思い出し、「卒業写真」のメロディが頭に浮かびます。
大学の図書館は、古典のにおいと最新のICTを操る学生が共存する不思議な空間です。ICTで学生の勉強の仕方は大きく変わりましたが、学ぶ内容が同じだけ変わったかどうか。

自分の足元を見ても、サービス開発の基本は利用者目線にあることは今も昔も変わらず、電話がインターネットになり固定が無線に代わっても、通信の本質は変わりません。
ここで本質を学んだ若者から新しいICTサービスが生まれることを期待します。

このメルマガをオフィスでご覧になっている皆さんも多いと思いますが、皆さん、平日の街に出てみてはどうですか?


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