委員会報告
総務省委託「技術試験事務」の状況を報告
新技術導入促進委員会委員長 吉田英邦

平成29年3月23日に開催されました新技術導入促進委員会の活動の様子を報告します。

① 情報提供
現在、総務省からの委託で実施されている技術試験事務「5GHz帯(W58)無線LANシステムの使用周波数帯の拡張に伴う周波数有効利用に関する調査検討会」について北條委員より情報提供がありました。

無線LANとDSRCとの共用検討にあたりCh153~Ch169における干渉等の実証実験の結果、検出された信号レベルは理論式である拡張秦モデルに近似すること、DSRCの装置からWi-FiのAPまでの距離が従来のレベルからはかなり近づいても干渉しない等の結果がデータとともに共有されました。3月下旬に報告書が取りまとめられる予定との報告がありました。

また、5GHz帯の無線LANシステム使用周波数帯拡張検討につきましては、「5GHz帯無線LAN国際標準化対応作業班」の第2回、第3回会合が開催され、日本からの寄書としてW52に関し屋外利用を可能とする詳細なパラメータ等を記載してITU-R WP5Aに入力することが承認された旨の情報提供がされました。

② 各社製品紹介ページの作成
普及促進委員会と合同で作成しているデジタルカタログについてほぼ完成していると、紹介がありました。各社から製品、サービスが電子ブック形式で開示されWi-Bizのホームページから行けるようにリンクを貼るとの報告がありました。

③ 技術情報の充実
Wi-Fiの構築を目指しているエリアオーナーの技術者をターゲットとして技術情報を提供する「Wi-Fi知恵袋」について、松村副委員長より作成状況が報告され、その内容、作成スケジュール等について確認しました。かなり形になってきており引き続き有志により執筆が進められておりますので皆様のご協力もよろしくお願いします。

④ 各社ソリューション紹介
東陽テクニカ様より無線LAN構築支援ツール「iBwave」の紹介をしていただきました。「iBwave」は無線LAN環境のサイトサーベイ、モデリング、設計支援等を行うツールとのことでした。

今後、5GHz帯の利用周波数拡大の検討については、上記の調査検討会及びWRC19に向けた作業班などの動きが活発になっています。引き続き、情報提供を行っていく予定です。