でんぱ組.inc  古川未鈴 インタビュー
「電波良好 Wi-Fi完備」でがんばっています
聞き手●中島霧流斎

この程スタートした「Wi-Biz×でんぱ組.inc」プロジェクトの一環として、秋葉原発のアイドルユニット「でんぱ組.inc(でんぱぐみいんく)」のセンターである古川未鈴(みりんちゃん)にインタビューを行いました。普段のアイドル活動とWi-Fiに対する想いを伺いました。

「電波良好!」を発信するアイドルユニット

まず、でんぱ組.incについて、紹介させていただきます。2008年に結成され、2011年に現在の6人となり、古川未鈴(センター)、相沢梨紗(リーダー)、夢眠ねむ、成瀬瑛美、最上もが、藤咲彩音のメンバーで構成されています。

それぞれ担当色(カラー)と得意なオタクジャンルがありますが、その「ヲタク」という個性がファンの皆さんから親近感を持たれています。世界各地へのライブや国内ではロックフェス、アリーナツアー、武道館ライブも2回行い、その地位は既に確立されています。

昨年末にはベストアルバム「WWDBEST~電波良好!~」を発売。TVをはじめ、メディアに多数出演しているのはもちろんのこと、ゲーム、ファッション、アニメなど、それぞれの個性を生かした活動をしており、今まさに注目のアイドルです。

「電波良好!Wi-Fi完備」をテーマに活動し、Wi-Fiを使いこなすことをポイントにしているところが、Wi-BizのWi-Fi普及と活用促進への取り組みと共振するところです。

女性ファンが多いアイドル

――Wi-Bizの活動を取り組んでいる人たちは、でんぱ組.incのことをまだよく知らない方が多いと思います。
古川未鈴 私は、でんぱ組.incでは「赤」を担当しております。

もともと「アイドルになりたい」「アイドルを目指しています」というのではなく「美術家になりたい」「アニソンシンガーになりたい」「声優さんになりたい」といったメンバーが多かったのですが、そのなかで唯一アイドルを目指していたのが私なんです。私がどうしてもアイドルになりたくて、スタッフに何とかユニットのアイドルをさせてほしい、というきっかけで始まったのが、でんぱ組.incというユニットなんです。大きな特徴としてはメンバーがみんな「ヲタク」というところがありまして、そこが他のユニットさんとは少し違うところですね。

とにかくゲームが好きで、ケータイゲーム、NINTENDO 3DS、PS Vitaなどのゲームが大好きで、そういうゲームはWi-Fiが必須なんです。

今は凄いですよ、家に友達が集まらなくても、全国どこにいてもWi-Fiを介してゲームができるんです(笑)。 私はそういうゲームオタクをしています。

――みりんちゃんのキャラクター、グループとしての役割などを聞かせて下さい。
古川未鈴 私はでんぱ組.incのセンターを担当しています。6人なのでセンターとかはないんですけど。ライブなどでは大事なことを言うときに先陣を切って話をする立場ですね。

「W.W.D Ⅱ」という、現在、自分達が抱えている問題を歌っている曲のなかの、私が歌っているパートで「赤色センター張ってる だけど自信がまるでない」という歌詞があって、そんな私なんて………っていうところがあって……。

わりとみんな6人それぞれネガティブなところもあって、それでも私達は「萌えきゅんソングを世界にお届け」のキャッチコピーのとおり、世界に行ってライブをさせてもらったりとか、最近ではロックフェスとかに出させてもらって、アイドルとしては珍しくバンドと一緒にツアーに回ったりとか、サマソニ(SUMMER SONIC)とか、ロッキンジャパン(ROCK IN JAPAN FESTIVAL)みたいなところに出させてもらったりとか、やっぱりライブが一番重要なグループなんじゃないかなと思っています。

今、実は武道館でも発表したんですが、若干ライブをお休みすることを発表して、私は今それがとても残念です。

――ファンの皆さんは温かいですね。
古川未鈴 秋葉原ディアステージで下積みのときは全然お客さんが入らないときが長くて、メンバーはその当時は5人だったのにお客さんがそれよりも少ないといったこともありました。

秋葉原ディアステージという70人くらいのライブができるところがあるんですが、そこが半分も埋まらないこともいっぱいあって、それが今、武道館とかでライブさせてもらっていて、武道館のような大きなところでもそのときの熱さを薄めずに持っていけたら、でんぱ組.incとしては最高だなと思っています。

ファンの皆さんはそういったところから見てきてくださっている方が多いので、ファンの皆さんがすごい好きで……。
マナーも良いし、特にみなさん仲がよくて、そういうのってすごい大事だと思うんですよ、なので自慢の“でんぱ“です。

――どういう方が主なファンなのでしょうか。
古川未鈴 やっぱりアイドルのファンなので、男性の方が多いのはもちろんなんですが、でんぱ組.incに関しては、女性がとにかく多いです。

それともうひとつビックリなのが、子連れの方がとても多いです。結婚して子供と来ましたー!みたいな。でんぱ組.incは女性専用客席を作ったりとかしていて、そろそろファミリー席ができるんじゃないかなっ?て(笑)。
なので、他のアイドルさんにちょっと羨ましがられます。“でんぱ“のファンの方はかわいいねとか、女性の方は凄くかわいい方が多いので。

――みんなコスプレして来てますよね
古川未鈴 そうです。やっぱり、アイドルに大切なポイントとしては、やっぱり憧れられることが大事だなと思っていて。

海外ツアーでWi-Fiを痛感

――普段から移動中とかでWi-Fiを使ったりすることはよくありますか。
古川未鈴 Wi-Fiの利便性をすごく感じるのが、海外に行くときですね。

日本にいるときは4G LTE回線もありますし、家ではWi-Fiなんですけど、海外に行くときに空港ついたらまず何をやるかって、空港のWi-Fiを探すところから始まります。

海外のWi-Fiは登録がいるので、パッとつながるわけではないから、最初は凄く難しかったんですけど、コツを掴んで、外国のWi-Fiもパパパって入れるようになりました。やっぱり、海外行ったときって凄くWi-Fiのありがたみを感じるなと思います。

――何年か前に海外ツアー行っていた時期があったかと思いますが、そのときにありがたみを感じたのですか。
古川未鈴 感じましたね。普通の電話回線にもつないでいたのですが、やはりなるべく使いたくないところもあって。
どうしても、パッと控え室に入るとWi-Fiのパスワードを探してます。でも、これはでんぱ組メンバー全員がやることです。
「Wi-Fiあります?」っていうところから始まって、やっぱりTwitterするにもゲームをするにも、みんなWi-Fiの方が全てにおいて快適だということがわかっているんです。

――実生活においても、そうなのですか。
古川未鈴 でんぱ組.incは何がうるさいかって、全国各地、日本全国回るときも楽屋に何が必要かって、Wi-Fiはまずは用意してくださいみたいな。
ちょっとWi-Fiがつながらないことがあると、「すみませんWi-Fiつながらないんですけど……」ってすぐ(笑)。

――確かにMVの中でも控え室に「Wi-Fi  HERE」が貼ってありますね。
古川未鈴 そうなんです。Wi-Fiと電源だけは確保しよう!ってところがあって、私たちでんぱ組.incはLINEスタンプが発売されているんですが、それに「Wi-Fiありますか?」って。あれは、でんぱ組.incメンバーの考案なんですが、それくらい私達の生活にとってWi-Fiというものがすごい今重要なところを占めています。

今、気づいたんですけど、でんぱの歌詞で「Wi-Fi」って歌ってる歌詞があるんです。VANDALISMって曲で、そこで「ワイファイ ケンガイ」って詩があって、それは怒ってて、作詞家さん達も分かっているんですよ、でんぱ組.incはWi-Fiないとダメだって(笑)。そんな電脳的なイメージを持ってもらっているんだなって。

――みんなTwitterとかいろいろな場所でつぶやいたりして、そういうときにWi-Fiがないと大変だろうなって思います。
古川未鈴 みんなインターネットに強いんですよね、でんぱ組.incって。

私はとにかくインターネットとかが大好きで、小さいときから父がパソコンが得意だったので、小学校のときから私は子供教科書を見てローマ字入力とかを練習をしていたタイプなんです。

今大人になってWi-Fiというものができて、私の家はWi-Fi完備しております。

――家に帰ったら自動的につながるとか。
古川未鈴 全機器がつながっています。TVもつながっているんじゃないかな。

―――生まれたときからそういう環境があって馴染めたのですね。
古川未鈴 電子機器というものにすごく興味があったらしく、漫画よりもアニメよりもパソコンとか、ガジェット系(※目新しい小型の電子機器)が大好きで、そういうものに目を輝かせていました。

ネットの世界に入りたいと思いながら、昔はいわゆるADSLとか。もっと昔はテレホーダイの時代、23時から朝5時しかやっちゃいけないとか。あんまり夜更かししたら怒られるので、朝4時くらいに早起きしてやったり、歳がばれますね(笑)。でもそれくらいインターネットが大好きで。

――たまたまそういう人がグループに集まったのですか。
古川未鈴 もともと秋葉原ディアステージで結成されているユニットなので、秋葉原という土地柄や、そういう女の子も集まりやすいっていうところもあって。

アニメオタク、ゲームオタク、すべてに対して、根本ってやっぱりインターネットだと思うんですよ。ネット文化って強いと思っていて、やっぱりオタクの種類は違うけど、インターネットは好きなんじゃないかなぁ。
特に私はもう、大好きで。私、全然日々の生活においてイライラとかあんまりしないんですが、唯一イライラするのが、インターネットがつながらないことです(笑)。

――スマホ、タブレットいろいろありますが、メインは今どういうものですか。
古川未鈴 今はやっぱりスマートフォンがメインです。寝るときにいつも枕元にタブレットを置いています。そこで動画を観るのが日課で、それもWi-Fiにつながっています。
スマートフォンも2台、1台はWi-Fiメイン、やはり私は日々の生活に使っていることが多いです。なので、ルータだけはいいものを買おうと思っていて(笑)。

――Wi-Fiで困ったことや、こういう風にして欲しいということはありますか。
古川未鈴 みんなWi-Fiを持ち歩きたいから、モバイルWi-Fiを持ってるんですが、もうちょっとだけ、使い勝手が良くできると思うんですよ(笑)。

―――設定が面倒とか?
古川未鈴 話題でしたけど、3日で1GBだと制限かかるとか、そういうのあるじゃないですか。詳しくはないけども、それだったらWi-Fiの意味がないんじゃないかなって。
そういうのって、電話回線で気にするところだと思うんです。Wi-Fiはそういうことじゃないから、使いたいんじゃないのかなって。
いろんな事情があるんでしょうけど、その制限をかけるメリットって何だろうっていうことは思いますね。

――バリバリ使えるんじゃないかって思いますよね。
古川未鈴 私はそういうイメージがあったから、7GB制限とかが電話回線にはあるじゃないですか。電話回線はわかるんです。使いすぎたら「ごめんなさいっ」て事だから。

Wi-Fiはそこじゃないんじゃないかなってって思います。モバイルWi-Fiがもうちょっと便利に使えるようになったら、1人1台の時代が来るんじゃないかなって。やっぱりモバイルの弱さってあるじゃないですか、Wi-Fiの無限大の力が生かされていないような感じがして。

―――もっと力を出せるはずだと。
古川未鈴 気になっちゃうんです。何で制限かけるんだろうとか。なんか事情があるんだろうな。

Wi-Fi推進には大賛成、”Wi-Fi完備”へ共にがんばって

――無線LANビジネス推進連絡会を聞いて、どういう印象を持ちましたか。
古川未鈴 正直言うと、推進とか、お固めの団体と……。なぜでんぱ組?って思ったんですが、ゆくゆく考えてみると確かにみんなWi-Fi好きだからっていうところもあったので。

でも、正直、お名前聞いたときは、はっあ、何やってるところなんだろう?Wi-Fiの推進ってどういうこと? って感じはありました。Wi-Fiを推進して誰が喜ぶんだろう? パっと聞きは、ちょっと思いましたね。

――日本はキャリアがケータイを推進し進んだ国になっています。それとは違ってWi-Fiというのはセンターになって推進する人がいなかったんです。Wi-Bizというのは日本でWi-Fiを普及しましょうということで、キャリアさん、メーカーさん、工事業者さんなど含めて日本にもっともっとWi-Fiを広げて、積極的に使ってもらおうという推進団体なのです。「Wi-Fiがんばるぞ」団体ですね。
古川未鈴 なるほど、Wi-Fiがんばるぞ団体はわかりやすいですね(笑)。最近日本でもだいぶ出てきましたよね。最近は飛行機の中でも使えますし。

――コンビニとか商店街とか田舎とか外国人が来る観光地とかにもどんどん広がっています。
古川未鈴 自分が海外に行ってWi-Fiが欲しいって思うので、逆も絶対あるんだろうなって思います。特に、オリンピックがあるからそういうときにWi-Fiないと、たいへんな人がイッパイいるんだろうなって気持ちがありますね。

Wi-Fiって不思議だな~って思ったんです。一体誰が作ってるんだろう?って、考えたことがあって、Wi-Fiについて調べたことがあるんですよ。Wi-Fiを持っている人はどこだとか、Wi-Fiを提供するにあたって、どこの会社がどうなんだとか。ちょっと調べたことがあって、Wi-Fiアライアンスなんとかを調べた時期があって、やっぱりそれくらい興味があるんですね。

――Wi-Fiは世界どこでも使えるじゃないですか。Wi-Fiアライアンスというのは、Wi-Fiの統一規格が機器に搭載されていることを保証する世界団体なのです。Wi-Bizはそれと連携しての日本の普及を推進している団体なのです。
古川未鈴 いずれWi-Fiを道端でも使えるようにするのが最終的目標なのですか。

――そうですね。ケータイはキャリアさんが作ってくれるけど、Wi-Fiは違う用途なので、コツコツ自分たちで作っていかないといけないから、みんな力を合わせてやっていこうという志のある業界団体なのです。なので、でんぱ組.incと共振できたと思います。年始にやったアリーナツアーのタイトルが「電波良好 Wi-Fi完備」というスローガンにみんな共感したんです。
古川未鈴 確か、「Wi-Fi完備」って、メンバーが考えたんじゃないかな。電波良好までは決まってて。でももう一個ツアータイトル欲しいよねみたいな。確か、ねむが、「“Wi-Fi完備”にすればいいんじゃない?」ってポロっと言って、なんとかして完備しようって頑張ってたんですよ。

――そこはズバリですね。
古川未鈴 でもそれって、自分たちが生活するにあたってWi-Fiがあるととても便利ってわかってるから、ライブに来てくれるみなさんにも、少しでもWi-Fiがあると、「あーーつながってる」ってなると嬉しいじゃないですか。

しかもでんぱ組.incは、海外のファンのみなさんもいらっしゃるので、もしかしたら日本に来てくれるかもしれないから、「Wi-Fiアルネ!!」って言ってくれたら、嬉しいから、そんな意味もあるのかなって(笑)。

――でんぱ組.incは名前が“でんぱ”なのに、これまでは余り団体や企業とのつながりはあまりないですね。
古川未鈴 そうですね、もともとでんぱ組.incは、今から「君たちはアイドルだ!」て言われてるアイドルではなく、自分たちが「よーし、やるぞー」って言って、泥から這い上がってきたタイプなので、あまりタイアップがやってこなかったところがあります。

最近はお声をかけていただけるんですが、こういうお声をかけて頂いてとっても嬉しいです。認められてきたんだなって。

――4月にWiBizとでんぱ組.inc提携の重大発表があります。その会に向けて意気込みを教えて下さい。
古川未鈴 正直、私達難しいことは分からないので。でも、こうやってお声をかけてくれるというのは何かしら“でんぱ組.inc“に出来ることがあるんじゃないかって思います。

なので、でんぱ組.incにしか出来ないアプローチの仕方ができるといいなと思います。ただのオタクトークしかできないかもしれませんが、お力になれるんじゃないかなって思います。

―――今後、みりんちゃんがやってみたいことは。
古川未鈴 ゲームが好きなので、アメリカのロサンゼルスで6月にやってるE3という、東京ゲームショウの世界版みたいなイベントがあって、それに行くのが夢だったんですが、去年やっと行けたんです。

でもそのときに、何に絶望したかって、自分の英語の出来なさ。コミュニケーションがまったくとれないってことに絶望したので、今年も行けるかは分からないんですが、なんとか行って、簡単な英語でいいので、ちょっとでも何か言えるといいなと私は思いました。

でんぱ組.incのライブでも海外ライブに行くので、どうしてもMCで英語がしゃべれないから、会話ができないんですよ。
観に来てくれる方が楽しみにして来てくれるから、楽しんでもらうようにするには、そういうところで少しでも楽しんでもらうようにするには、やはり英語は大事だなと、凄く思ったので。

――最後に、Wi-Bizとメルマガ読者に向けてメッセージをお願いします。
古川未鈴 私達は本当に秋葉原の小さなところから生まれた6人組のアイドルなんですが、昔からインターネットの世界でずっといて、もし、その時の経験が少しでも生かせるのだったら、色々しゃべってみたいと思います。

でんぱ組.incのことを知っている方がいらっしゃらないかと思いますが、名前に「でんぱ」と入っていますので、少しでもご興味を持っていただけると嬉しいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いします。

古川 未鈴(ふるかわ みりん)
出 身:香川県
誕生日:9月19日
担当色:赤
キャッチフレーズ:歌って踊れるゲーマーアイドル