特別インタビュー でんぱ組.inc 夢眠ねむ
Wi-Fiは仕事とファンとのコミュニケーションに絶対不可欠

聞き手●中島霧流斎

Wi-Bizとの提携を行っている「でんぱ組.inc」の特別インタビュー、第3回目は、ねむきゅんこと夢眠(ゆめみ)ねむさん。Wi-Fiの普段の利用状況から、サービスの改善や要望すること、さらには将来へのアイデアなど話は広がりました。

Wi-Fi電波を融通しあう現代版「同じ釜の飯」

―――まず、自己紹介をお聞かせください。
夢眠ねむ でんぱ組.incミントグリーン担当の夢眠ねむです。「ねむきゅん」と呼んでもらっています。
三重県出身で、みえの国観光大使もさせていただいています。あと、背が高いです(笑)。

 

―――この前の提携発表会でも、「電波良好! Wi-Fi完備!」を掲げるでんぱ組.incにとって、みなさんWi-Fiは欠かせないものだとよくわかりましたが、ねむさんが普段使用しているのはどのようなシーンでしょうか。
夢眠ねむ 普段お家でWi-Fiを飛ばしていて、家に近づくと電波が入り始めるので、「家に帰ってきた」というのが分かるものでもありますし、やっぱり他のメンバーと一緒で動画だったり、インターネットが欠かせない生活ですから、3Gとか4Gが普通に使っているとすぐ規制がかかってしまうので、Wi-Fiがないと動画がスムーズに見れなかったりして困ります。
でんぱ組.incとしての動画チェックやダンスを撮ったものが送られてきて、「ここ直さなきゃなー」というのも全部、Wi-Fiでやっています。

―――こういうのは全てスマホやタブレットなのですね。
夢眠ねむ タブレットも持っているんですけど、絵を描くのに使っていて、映像を観たりするのには使わないため、動画を見るのは基本スマホだけですね。もちろんPCもあるので、映像の監督とかもやっているんですけど、そういうときのチェックもWi-Fiがないとできないですね。

―――使いこなしていますね。スマホはおもちゃではなくて、仕事の道具になっているんですね。
夢眠ねむ 本当に仕事道具ですね。
ニュースで何時間以上見ていると危険というのがあるじゃないですか。それであまり言えないんですけど、起きている間はずっと見ている感じですね。

―――小さいころからですか。
夢眠ねむ 物心ついたときから使っていますね。スマホはなかったですけど、もともと小学生のときからケータイは使っています。iモードとかそんな時代で、「魔法のあいらんど」とか(笑)。

―――他には、どういう……。
夢眠ねむ ゲームもするので、オンラインでやるときWi-Fiを使ってやることもありますし、そもそも無いのが想像できないくらいですね。外に行って本当に使えないってなると「もうどうしよう」ってパニックみたいになった時に、Wi-Fiを分けてくれたスタッフさんが神様に見えて、「ありがたや~」みたいな……。

―――「私のSSIDどうぞ使って下さい」ということですね。
夢眠ねむ 「えっ! いいんですか?」みたいな(笑)。すごい、かっかっ輝いて見えるみたいな(笑)。
昔は「同じ釜の飯を食う」といったのがあったかと思うんですけど、今は「同じWi-Fiを分け合う」っていう感じ……(笑)。現代の「同じ釜の飯を食う」だなと思います。

―――電波が繋がらない所に行ったりするのですか。
夢眠ねむ あります。でんぱ組.incは海外のツアーもやりましたし、そういう時はWi-Fiが各自配られて、最初は3人に1台だったんですよ。1台3人か5人くらいつなげられるものだったんですけど、それぞれが部屋に居る時はどうするの?ってなって。ホテルでつなげられる場合もあるけど、「無いと厳しいです」みたいな。
あんまり普段ギャーギャー言わないんですけど、その時だけは、チーフマネージャーに「足りないんですよ容量が!」って全員で抗議して、1人1台になりました(笑)。チーフも私達のインターネットにかける思いを知ってくれているので、普通に考えたら3人に1台でいいんですけど、次の遠征から1人1台にしてくれたりして、すごい感謝しています。

―――どれだけインターネットがないと生きていけないんだ、と、思います。
夢眠ねむ 無いと歩けない、電車も乗れないし、自分が知っている道を行き帰りする人生じゃないと言ったらあれなんですけど、毎朝行く場所が違っていて、飛行機に乗ったら自分が地球のどこにいるのか分からないのが、ネットで見て、あっアメリカの上のココ!って分かったりするので、必要だなって思います。

日本の中でも近くのコンビニどこだろう?とか、大人なので旅先のホテルで、「そのあとは自分でやってね」、みたいなこともあるので、その時は最寄りを自分で探さなくてはいけなくて、「あっ!最寄りが車で40分!……なるほど~」って感じで生活しています。

―――インスタなどSNSもいっぱいやっていますね。
夢眠ねむ そうなんです。海外で必要と言ったのが、たぬきゅんがインスタグラムをやっていて、たぬきゅんは動画がメインなんです。彼の代わりにアップしていて、静止画だと細々としたWi-Fiでもアップできるんですが、動画って15秒だとしてもWi-Fiが無いと厳しいので海外でも日本でも必須ですね。

*たぬきゅん: 夢眠ねむさん作のミントグリーン色のたぬき。公式Twitter、Instagramでも活躍中。様々なグッズが展開されるほど人気を得ている。

 

―――1日どのくらいの頻度でSNSやインターネットをやっていますか。
夢眠ねむ 起きてる時間ずっとって感じですね(笑)。
ボーカロイドになったんですけど、アルバムが出るので、その作詞をやっていて、音源がオンラインでアップデートされたらそれを聴いて、出先でも新しくなったファイルをチェックとかをやっていたり、遊びでインスタもやるし、たぬきゅんの方も見なきゃだし、TwitterはこのTVに出ます!というのをリツイートしたりとか、他のメンバーの写真集が出るというのもリツイートしたりとか、自分以外のことにも情報のアンテナを張っているので、たぶん思っているより見ていると思います。

自然に手が、ポンポンポン、ピャッピャッピャの3秒くらいでTwitterとインスタをチェックして、自然にやって閉じてしまうみたいな。手が動いちゃってるんで、鏡とかを見るより多いと思います。

―――もう日常の生活ですね。
夢眠ねむ 普通の友達もいますけど、ファンの人たちと交流するのは、そこぐらいしか基本無いと言ったらあれですけど、ライブもあるけど、しょっちゅうあるものでもなくなってしまったので、知ってくれている人と対話するみたいな感じで。

親に「仕送り来たよ~」って言う感じで、生きてますっていう報告をしないと。たとえば地震だったり、いろんな事件があったりすると、ファンの方の顔が思い浮かんじゃうんですよね。安否も気になるし、ネットで会えない人がどうしているかというのはチェックしちゃいますね。生きてるよー、って。

―――アイドルをやっていなくてもWi-Fiをそうやって使っていたかもしれないですね。
夢眠ねむ 使っていると思いますね。アイドルになる前からブログってものがあったし、こんなに自撮りは載せなかったと思いますけど(笑)。インスタグラムもやっていると思います。

もしかしたらアイドルやっていない方が使っていた可能性があって、在学時代にメディア芸術学科にいたので、インターネットを使った可能性を勉強していたんですよ。なので、ハッシュタグとかが普及する前から、そういう研究をしていたり、プログラミングができなくて、体を使った方がいいと思ってアイドルになったんですよ(笑)。

―――表現の仕方が違うということですか。
夢眠ねむ 自分はアイドルという媒体で発信しているんですね。ちょうどインターネットが盛り上がっていたときに、私もメイドをやり始めたので、友達がインターネットレーベルを始めたりとか、インターネットの上で面白いことが始まる世代だったので、憧れている80年代を青春時代を過ごしている人たちって、「ファミコンができたー」とか、ゼロから何かが生まれる時代を生きていて凄く羨ましかったんです。
私達の時代はあるものがアップデートされるだけの時代で、「私ならできたぞー」みたいのが無かったので、ネット上とはいえ、「今まで無かったことが起こる!」と思っていた世代だと思います。

―――昔の時代に新しいものが出たのを経験したのが羨ましかったっていうのは、私たちには衝撃ですね。
夢眠ねむ 羨ましいですよ。私、本当に80年代を渋谷で生きていた人とか、シティポップを歌っていた人とか、凄い羨ましかったです。フリッパーズギターとかが好きだったので、ずるいですよ(笑)。

Wi-Fiは怖い側面もある、もっと正しい知識の周知を

―――Wi-Fiを使いこなしているわけですが、たまに難しい言葉が出てきたりとか、ここが分からないという点はありますか。
夢眠ねむ Wi-FiをONにしている場合、勝手に知らないところに接続してしまっていて、パスワードがあれば入らないと思うんですけど、海外とかで野良Wi-Fiに入っちゃったりして、怖いんじゃないかとか、他のアジア圏でルールが違うので、知らず知らずに悪いことをしていたらどうしようって考えます。

―――そういう、勝手に入って勝手に通信してしまっているという心配はありますね。
夢眠ねむ Free Wi-Fiっていうものがあるので、入ってしまえば無料という気持ちになっちゃいますけど、タダ乗りしていたらどうしようとか、情報を抜かれたりするのが怖いと思います。

―――そういう正しい知識を、一般の方に十分周知できていないという課題がありますね。
夢眠ねむ そうですね、なんか、キセルしちゃだめとか、当たり前のルールみたいに、そこが分かりやすくできていると良いなと思います。NHKは払うみたいな(笑)。

―――ここまではOKで、ここからはNGを明確にということですね。
夢眠ねむ パスワードを入れると入れるような空港のWi-Fiはいいんですけど、これが本物なのか偽物なのかも分からないことがあるし、統一してくれたら良いのになー。
世界基準で同じページに入れたら安心というようにすると、怖さを無くす意味で良いと思います。でも難しいですよね?

―――Wi-Fiというのは新しいメディアなので、ルールが国によっても違うんですよ。日本でもそれぞれ違っていて、日本ではパスワードかかっていないWi-Fiを使ったところで違法にはならないんですよ。でも、通信している中を見られる心配はあるんです。ただ、見た人がその情報を外に出すのは違法になるんですよ。
【参考】(電波法第九章 罰則/第百九条:無線局の取扱中に係る無線通信の秘密を漏らし、又窃用した者は、一年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する。
2 無線通信の業務に従事する者がその業務に関し知り得た前項の秘密を漏らし、又は窃用したときは、二年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処する。)

夢眠ねむ そっかぁ~。

―――情報を外に出さない範囲では違法にならないのが日本の法律ですが、知らないWi-Fiに勝手につなげるのはやめた方がいいですね。自分を守るためにも。
夢眠ねむ 高校生のときに情報科目の授業はあったんですけど、Wi-Fiのルールというところまでは教えてもらえなくて、なんかパワーポイントを見て終了、みたいな感じでした(笑)

―――Wi-Bizでは法律では決まっていないルールをガイドラインを作っています。こういう風に使いましょうというようにしているんですよ。
夢眠ねむ それはすばらしいですね。

トンネルでつながらない!

―――イベントで三重など色んなところに行かれていると思いますが、移動しているとどうしてもこういうところがつながらないぞ、不便だぞというところがあると思いますが。
夢眠ねむ トンネルです。トンネルは最悪です。何とかなんないですかね(笑)
駅にいるときからやり取りをしていて、真剣なLINEをしているときにゴーーーって10分くらい圏外だと私が不機嫌みたいにみえたりとか。この“間“が意味ありげに見えちゃったりすると、大丈夫?大丈夫?って来て、トンネルでしたって……。トンネルでしたというものを伝えられる方法があれば……。

―――LINEとかは“間“が大事だったりするツールですね。
夢眠ねむ LINEのスタンプにトンネルでした!っていうのがいるんじゃないですか? 次は「まもなくトンネルです!」と「抜けました!」とか。と「トンネルでした!」って何人が使うんだよーとも思いますが。

―――意外に新幹線を使っている人はこれ使えると思うかもしれませんよ(笑)。トンネル入りますというのを都合の悪いときに使うのもありですね。
夢眠ねむ あと、実家が最近、改築したんですけど、古い家だったので、瓦と家の間の土のせいなのか、全然電波が入らなくて、土を貫くほどのWi-Fiがあるといいですね。

―――新幹線は漏洩同軸ケーブルを使って、新幹線にまず無線通信をして、そこから車内の無線LANアクセスポイントを使って通信をしているんです。
夢眠ねむ 車内に無線LANありますっていうのが書いてあるけど、あれできたためしがないんですが、どうやってやるんですか?

―――できた当初は良かったんですけど、そのあと一気に利用者が増えちゃって、溢れてきちゃっているんです。インフラが足りていないんですね。
夢眠ねむ そっかぁ~。そこらへんを是非というか、有料でも良いのでやって下さい。

―――ちょっとお値段かかっても、バリバリつながるっていうのが必要ですね。
夢眠ねむ 乗ってる間は500円とかで。

―――例えば有料のWi-Fiだと最近は飛行機の中もWi-Fiが使えますね。あれは自動追尾衛星アンテナを使っているんです。
夢眠ねむ おもしろーい!

ロイヤルWi-Fiの提案

―――Wi-Fiへの要望はありますか。
夢眠ねむ みなさんオリンピックに向けてより多く、より強くといったことをしてくださっていると思うので、ちょっとお金がかかっても良いので「ロイヤルなWi-Fi」を出してもらえると嬉しいです。
インターネットにはお金を払う気はありますので(笑)。有料でも全然使いますので、苦しまずに使いたいです。インターネット税とか出る前に、払いますので、是非開発よろしくお願いいたします(笑)。

―――他に使っている人が少なくて、通信速度が速い、会員制のロイヤルなWi-Fiですね。
夢眠ねむ 高速なWi-Fiが欲しいです。私、「怒りの夢眠」なんですけど、腹立つ話をしても良いですか。

みんなタダだと思うなよ!ってムカついていて、すごいタダで提供するじゃないですか。それはいいんですけど、それにあぐらをかいている消費者は良くないと思うので、本当に分けちゃって良いと思います。
タダだけど遅い、高くて速い、に分けていいんじゃないかなって思います。国を挙げてだったら速くていいんですけど、商売なのですから。私やえいたそとかは30GBプランだったりして、とても使うので。

東京から名古屋間の新幹線のトンネルでWi-Fiが使えるのは私のおかげって。つなぐと「ゆー・めー・みー・ワイー・ファイー」って出て、「ゆめみ」って何だろうってなって。何十年後かには私を知っている人もいなくて。でも、トンネルのWi-Fiは、私の死が生かされていて……。雲の上で、ニコニコケータイを持っている私が(笑)。それでお願いできますか(笑)。

―――おもしろそうですね。

 

夢眠 ねむ(ゆめみ ねむ)
出 身:三重県
誕生日:7月14日
担当色:ミントグリーン
キャッチフレーズ:永遠の魔法少女未満


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