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イベント報告 「MWC2018」参加レポート
5Gの様々なユースケースを展示、802.11axも登場

杉野 文則

毎年、スペインのバルセロナで2月下旬から開催されている世界最大の通信関連の展示会「MOBILE WORLD CONGRESS(MWC)2018」に行ってきました。Web上にも多くのレポートが掲載されていますので状況をご存知の方も多いと思いますが、現地の状況をレポートしたいと思います。

今年は、寒波の影響で開催期間中に雪が舞うなどバルセロナにしては寒い中、開催されました。

展示のメインテーマはやはり「5G」でした。5Gの通信モジュールやその特徴を利用したユースケースが多く紹介されていました。
いくつかご紹介したいと思います。

まず、いよいよエッジコンピューティングの到来といった感じを受けました。

Qualcommのブースです。

 

 

Qualcommの5G無線モデムを使った速度のデモ(4.26Gbpsの速度が出ている)

 

 

NTTドコモのブースでは、ロボットが人間の行動を忠実に再現するデモを実施していました。

 

 

5Gのユースケースとしては、各国のキャリアは、車・オートバイ、家電との連携を出展していました。5Gにより、車がネットワークにつながるといった感じでしょうか?

 

 

Hauweiは「5G Smart Manufacturing」として工場内のオートメーション化に5Gを活用するデモンストレーションを展示していました。

 

 

Hauweiは今回のMWCでは、最もめだっていた企業でもありました。各ホールに展示をだし、なおかつ、他を圧倒するほどの大きな自社ブースを展示してました。通信・インフラ・ソリューション全部、5Gで制覇するぞといった感じでした。

 

まだまだコンセプトレベルですが、5Gの特徴である「低遅延」や「高速性」を利用したユースケースが多くありました。

Wi-Fiについては、802.11axの技術としてMassive MIMOの展示などがありました。


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